備前焼・長島愛生園への研修 【H16年7月20日】 

東条町人権・同和教育推進協議会主催の第3回人権バスツアー (参加者43名、貸切バス)
 ハンセン病について正しく理解し、患者の皆さんに対する偏見や差別視を無くし、患者のみなさんを通して、人間として豊かな生き方に触れ、
 多くのことを学び研修することが出来た意義ある一日でした。差別をしない心を育てる学習への一助となることを願いつつ・・・。
 明日からの日常生活に、人権学習に、地域の学習・推進啓発に生かしていかねば・・・と、参加者の意気込みは強いものを感じた。
見学・研修コース順に記載する。

備前焼窯
備前焼窯の模型(備州窯)
この場所で説明を受ける

焼き入れ前
窯の中に並べられ、焼き入れに入る前の状態
(左図写真の窓口からのアップ撮影)

製品の販売
備州窯の展示・即売会場

昼食
牛窓シーフードグルメ館にて昼食
(瀬戸内・錦海湾を眺めながらの食事)
会話も進み、親睦が図れた一時

瀬戸内牛丸港
瀬戸内・牛丸港
真夏日の海は青く波静か、飛び込みたい気分?

案内板
入口にたてられた案内板
詳しくは国立療養所・長島愛生園へクリック

本館
バスを降り、本館に向かう、日差し強く

長島
福祉会館前より愛生会館と長島(長島神社)を視る

園長講話
福祉会館で1時間に渡り説明を受ける園長

講義を受ける
福祉会館での講義

園長より、愛生園の概況説明(あゆみ、施設、ハンセン病とは、等)の説明を聴く。

如何に虐げられた生活であったか、その苦しみ辛さ等の体験話も聞かせて頂く。
上記写真をクリックすると拡大します

ガイドにより園内巡回
案内の方より、1時間に渡り園内を案内頂き、詳しい説明を受ける。

本当に有ってはならない差別、これからの幸せを祈り願わずには居られない。

中央介護棟
園内巡回中に中央介護棟あけぼの団地を遠望。遠方には小豆島をみる

園内各所のスピーカからは、常に音楽やお知らせが流れている。
浪速道路・一朗道等と環境整備も完備

川柳句碑
恵の鐘の入口に建立されている川柳句碑
小豆島 見える視力を うらやまれ

「恵の鐘」説明板
説明板
毎日、定時には電動で打ち鳴らされている

「恵の鐘」よりの遠望
「恵の鐘」鐘楼堂よりの遠望
後方に横たわる小豆島

「恵の鐘」よりの遠望
「恵の鐘」鐘楼堂よりの遠望
左遠方には、邑久長島大橋が望めた
(1998年・昭和63年開通-この橋により離島のイメージが無くなり、入所者等の往来は非常に便利になった)

「恵の鐘」搗き台での説明
「恵の鐘」搗き台で説明を聴く
(参加者の後ろは鐘突堂)

「恵の鐘」搗き台を降りる
鐘楼堂「恵の鐘」に別れを告げ、次の散策へ


萬霊山の入口で説明を受ける研修者

気温は34度と上昇、木陰が恋しい?
猛暑に負けず、一言も漏らさず聴こうとする見学者。

万霊塔の碑
萬霊山入口

万霊塔に向かう
木陰の坂道を上り、萬霊山山頂へ

碑文

万霊塔・納骨堂
萬霊山山頂の萬霊塔

昭和9年に建立された納骨堂を平成14年5月21日に更新築される。
この中には死んでも故郷に帰ることが出来ない約3,500柱の遺骨が眠っている。

長島への旧桟橋
島に入所するのに使われた旧収容桟橋

収容者は、この桟橋を使って入り収容所(回春寮)に収容され、治療や持ち物等の種々の検査を終え治療棟・病棟に移された。

収容所(回春寮)
収容所(回春寮)の内部(ベットを撮す)

歴史館前で記念撮影
見学の最後は、長島愛生園歴史館
玄関入口で記念撮影
目映い真夏の太陽が目に飛び込む
上記写真をクリックすると拡大します
未だに根強く残り絶対にあってはならない偏見・差別。
今、私たちに出来ることは、ハンセン病について正しく理解し、それをまわりの人々に伝えて偏見・差別をなくしていくことではないでしょうか?。
そして、ハンセン病回復者の社会復帰・社会参加やその家族の方々が安心して生活できる温かい支援の輪を広げていくことではないでしょうか?
みなさまと共に、手と心を取り合って、差別の解消に向けて頑張りましょう。

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