テンナンショウ & マムシグサ 

さといも科
テンナンショウ属
  テンナンショウ      一名:アオマムシグサ

林の下に自生する多年草、中国・台湾に分布、日本でも希に見られる
土の中に球形の地下茎があり、茎は直立して枝を出さず、高さ40〜60cmとなり柔らかく肉質で、新芽の時は葉柄の変化した皮で包まれ、マムシのような模様がある
葉は2枚で下の葉は小さく、上の葉は大きいが2枚とも同じような複葉である。(5/8自宅にて撮影)
開花は5〜6月

鉢植えのテンナンショウ
鉢の中で順調に育つ

雄株と雌株は別で、花は筒形のほうで被われ、ほうの先は緑色。
雄花の穂は小さい花がまばらに着き、花粉袋は紫色で、雌花の穂は緑色の子房が沢山着いている。
果実が熟する頃になるとほうが無くなり赤くなって美しい
天南星(テンナンショウ)は中国の言葉で、茎とくに新芽が出たときはマムシのようであり、筒形の包が緑色であるからアオマムシグサという
食すると喉が刺激される有毒植物。
テンナンショウ・スケッチ

テンナンショウの1個体

穂(花)拡大

上図;自宅の蜂で開花したテン   ナンショウ(5/8撮影)

左図1;テンナンショウの一株
地下茎も確認できる

左図2;テンナンショウの花アップ

長い花柄の先に仏炎包に包まれて花序がつき、花序の先は付属体として長く伸び包から直立。仏炎包の下部は両端が巻き込んでいて筒形。上部は中央付近から前に曲がっている。

テンナンショウ7
テンナンショウ良く成長('08.4.26)
テンナンショウ8
花のみアップ('08.4.26)

マムシソウ

マムシソウ

さといも科

  マムシソウ

林のしたに生える多年草。
地下茎は扁球形で上部から多くの根をだし、幾つかの小球を着ける。

茎は高さ30〜50cm。

葉身は5〜13個の小葉に鳥趾状に分かれており、小葉は長楕円形または広皮針形、先は鋭く尖っており、縁は滑らかまたは不揃いのきょ歯があり、中央の小葉が最も大きく長さ10〜25cm、幅3〜8cm位。

花序の柄は長さ10〜30cm、仏炎包は暗紫色・緑紫色・黒紫色で縦に白いしまがあり、長さ9〜15cmで先は鋭く尖る。尾のように長く伸びることもある。

中部地方以西、四国・九州に自生。

茎とくに新芽の時はマムシのような模様(斑点)があるから蝮蛇草と命名された。

上記のテンナンショウやウラシマソウと区別しがたい植物である。

マムシソウ
マムシグサの根茎を輪切りにして干した生薬。漢方で去痰きよたん・鎮痙薬とする。

ブミソウ
テンナンショウ(アブミソウ)
2002.4.22撮影 鉢栽培で開花

アブミソウ・アップ
こちらのも詳細写真あり


シラー 百合(ゆり)科 学名:Scilla peruviana
シラー
シラー属 - ユリ科(ヒアシンス科)
耐寒性・宿根多年草
原産地ヨーロッパ、アジア、南アフリカ
シラー・キネンシス(和名:ツルボ)
 キラorスキルラと読むこともある
花色は青が多いが、白、ピンク、紫
草丈5cm〜50cm
開花期3月〜6月 秋咲きの種もある。
秋に球根を植える。地下茎部分が有毒
大きく分けると、次の3品種となる?
1.シラー・シビリカ
シビリカはシベリア原産のと言う意味で、草丈は15cm程度、花色は青、空色、白など。開花期はシラーの中では早く3月〜4月。
シラー02
下から順次開花
2.シラー・ペルビアナ
ペルビアナは南米のペール原産という意味ですが、実際の原産地はポルトガルやアフリカ北部、アルジェリアなど地中海沿岸。シラーの中でも球根が大きく花茎を長く伸ばして先端にたくさんの花を咲かせ、ピラミッドのような形を形成する。花の形は星形で花色は青や白。開花期は主に5月〜6月。
3.シラー・カンパヌラタ
シラーの中ではもっともポピュラーな品種のひとつ。カンパヌラタはキキョウに似たと言う意味で20cmほど花茎を伸ばして釣り鐘状の花を20〜30個ほど咲かせる。別属に分類され「ヒアシンソイデス・ヒスパニカ」と呼ばれることもある。花色は青、白など。開花期は5月〜6月。
シラー01
改良され品種は多様
シラー03
半分以上が開花
シラー04
9割方開花
シラー05
異なった種
シラー06
テレマクロ撮影
シラー1
シラー芽を出す('08.4.29)
シラー2
少し上よりUP撮影
シラー3
一株/マクロ撮影('08.4.30)
花柄の長さ13cm,穂の長さ6.5cm.穂の幅2.7cm
シラー4
異なった花芽をスーパーマクロ撮影('08.4.30)
5/3の6:00-1
朝の6時('08.5.3)
5/3の6:00-2
花穂より一輪飛びだし開花準備に入る
5/3の13:00-1
好天に恵まれ13時に開花始まる('08.5.3)
5/3の13:00-2
下より順次一輪一輪開花('08.5.3の13時)
5/4の6:00-1
朝の6時('08.5.4)
5/4の6:00-2
頭上よりの開花状態('08.5.4の6時)
5/4の6:00-3
頭上よりスーパーマクロ撮影('08.5.4)

ドンドン開花('08.5.6)

一株から2本の花穂('08.5.6)

2本の花穂アップ('08.5.6)

2本の内・1花穂を横より拡大

スーパーマクロ撮影('08.5.6)
拡大したら文字まで読めます
掲載のWide写真はDIGITAL Full Hi-Vision Camera撮影

写真を拡大して観察下さい('08.5.6)

一日一日開花する小さな花一輪('08.5.6)
80%開花
80%開花('08.5.8)
80%開花のシラー
80%開花のシラーを横から('08.5.8)
脇から出た小さな花穂
脇から出た小さな花穂/一輪開花
sira22_1
ほぼ咲き終える('08.5.11)
sira22
天上の数輪が未開花('08.5.11)
花穂の先端の蕾が全て咲き終えたのは5/15
開花始めたのが5/3だから13日間で咲き終えたことになる
sira23
天上よりマクロ撮影
sira24
スーパーマクロ撮影('08.5.11)
ほぼ咲き終える('08.5.12 / 13:00)
ほぼ咲き終える('08.5.12 / 13:00)


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