四季折々   NO.6   

◎チューリップ

 ユリ科
  
 球根植物
 
チューリップ
【tulip】
ユリ科の球根植物。中央アジア原産。高さ20〜50センチメ-トル。地下に鱗茎があり、葉は大きく披針形。4〜5月頃花茎の頂端に黄・赤・白色などの6弁鐘形の花を開く。オランダで改良が進められ、花の色や形など園芸品種はきわめて多い

球根

チューリップ畑
チューリップ畑
チューリップの花芽は秋の植え込みの頃には出来上がっている。植え込みの際に縦割りにしてみるとよく解る。

花開く瞬間
早朝のチューリップ

花開花始める
9時頃より、太陽の光により開花始める
15時頃より花弁は閉じ始め、日没に完全に閉じてしまう。
そして、日の出と共に再び開く
時間と共に花弁は天に向かって開いてゆく
花弁の開閉は気温の変化によって繰り返す花
その他に、クロッカス・サフラン・福寿草がある

80%開花

完全開花
斑入りのチューリップ

真上より撮影(13:00)
チューリップは園芸観賞用にと・・・改良され新しい品種がドンドン作られている
花弁の開閉の気温は、17℃と言われる17℃よりも高ければ花弁は開き、低ければ花弁は閉じる

完全開花
斑入りの赤-黄色

完全開花
ピンク色のチューリップ

閉じ始める
夕刻には閉じ始める

チューリップの花形
花形による分類
世界中の人々に愛される花、故に多く改良され、その品種は2,000種にもおよぶ。

色、開花時期、花の形は多種多様

一重咲きポピュラーな形、3月下旬に開花する早咲きアプリコットビューティ。4月下旬に開花する遅咲きピンクダイヤモンド。
八重咲き豪華な印象を持つ大輪モンテカルロやヘイシナ。切り花に最適。
ユリ咲きユリのように花先が尖り、花弁が外側に反り返っているバレリーナ

パーロット咲き花弁に細かい切れ込みとひねりが入りオオムの羽に似ている。ミントパーロットなど。花束のアクセントに最適
星咲き花弁の先が三角形に尖り、草丈が低く小柄なチューリップ。ミニチューリップで市販

チューリップ9/個体個体('08.4.13/午後1時) チューリップ10/二輪
 頭上よりアップ撮影('08.4.11)
午後3時過ぎのため花弁が閉じ始める
チューリップ11/スーパーマクロ
花の中をスーパーマクロ撮影('08.4.11)
ワイド画面はFull Hi-Vision Video Cameraで撮影したもの
上より見る
天候に左右され開閉するチューリップ
('08.4.13/午後1時)
開花2日目の花
開花しかけて日の浅い花(ガクのの変形)
('08.4.13/午後1時)
開花中の花の比較
柱頭・雌しべ・雄しべの成熟状態が比較出来る
('08.4.13/午後1時)
tyurip15.jpg('08.4.21/午後1時)
4/10頃に開花したはなも花弁落ちる
子房
子房と花枝('08.4.24)
子房拡大
咲き終えた花の跡に出来た子房
('08.4.24)
頭上より
咲き終えた花を頭上より撮す
理科実験詳細辞典より
理科実験詳細辞典(学芸出版社)より引用
子房断面
子房の断面写真(未熟胚珠を見る)
子房縦断
子房の縦断写真('08.4.24)
時期が早いので未熟な胚珠を確認
子房縦断拡大
縦断拡大写真('08.4.24)
チューリップ22
チューリップの品種は200種類以上、花びらの開閉に影響を与える気温は17度
チューリップ23
クロッカスは、温度の変化に敏感な花で、0.5度の温度変化により花びらを開閉
サフランクロッカスの秋咲き種であるサフランも同様に気温を感知して花びらを開閉
フクジュソウ2〜4月に雪どけとともに花を咲かせるが、この花も気温を感知して黄色い花びらを開閉
(WNI cyber weather world「Content Express」より)

チューリップ24
チューリップ
('09.3.19)

チューリップ25 チューリップ26
次々観賞用に新品種('10.4.19)
チューリップ27
拡大撮影(2010.4.19)
チューリップ28
間もなく開花終える花('10.4.19)
 

◎ツクシ(土筆)

トクサ科
  スギナ属
スギナ生殖茎がツクシ

地下に長く横走する根茎のある多年草で、地上茎は節がある。
早春に出来る子のう穂を付ける生殖茎が
ツクシ(土筆)
高さ10〜30cm、丸く枝分かれせず肉色。まばらに長さ1〜2.5cmのさやが数個あって茎の節の下部を包む。
子のう穂は長さ2〜4cmで直立する。すこし遅れて出る緑色の栄養茎は高さ20〜80cmとなって、細点と縦の溝があり、枝は開出して輪状に茎に着き、3〜4角がある。
葉しょうは3〜6mmあって緑色、その歯片は針状に尖り、先は黒い。
昔より田舎に於いて云われていた言葉に「ツクシ誰の子 スギナの子」・・・と親より聴かされたものである。

スギナ&ツクシ
母体

日本全土の日当たりの良い平地から山地に生える。

スギナは杉葉で、その草の有様に基づく。
生殖茎のツクシは春の野菜として食卓に出る。
筆に良く似ているので「土筆」と漢字で書く。
つくしんぼ筆の花つくづくし等と呼ぶこともある。
成熟後の土筆
子のう穂が開き、緑色の生殖菌を放出

ツクシの発芽
3/10. 地上に顔を出したツクシ

群生する土筆
土筆の群生
写真の緑黒色に見える土筆は
 子のう菌(胞子)を持つ

ツクシ5
おそがけの土筆の群生

土筆の命
4/6. 9:00撮影
子のう穂が開き子のう菌(胞子)放出後の土筆後は枯れて無くなる

スギナの群生
地下茎で繁殖したスギナの群生

スギナアップ1
スギナのアップ

スギナアップ2
スギナのアップ

土手のスギナ青空をバックにツクシ伸びる
('07.3.12)

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